2025年10月26日

Linux PC 導入記(2/2)

こうなりました。
fedora42_1.jpg fedora42_2.jpg

前回

移行前にやっておくことの洗い出し

自分の場合は
・Tabtterの設定セーブ
・バックアップをする前にVivaldi等のキャッシュ削除
・ブックマークのみ移行するブラウザは、忘れずにエクスポート

移行するデータの事前バックアップは前回のPC購入時のバックアップを参考にすれば良い。
もし貴方がそれをしてなければ、習慣づける事を推奨したい。
もちろんブータブルUSBメモリの準備も忘れずに。

どの端末を買うか

LinuxプリインPCは現在全て外国製であり、日本からでは購入はできない。
ということはWi-Fiには技適マークも入ってないであろうし、
国内対応のACアダプタではない可能性が高い。
調べてみると、どうも輸入して技適マークも確認して使っているユーザがいるらしいが。
ここは安牌を取り、国内のOSなしモデルを購入する。
EPSONが取り扱いをしているため、これを利用する。

https://shop.epson.jp/pc/osless/

言っておくが、OSなしモデルならば安くなるか?という以前に
中国や台湾のメーカならばより安価なWin機が入手できる。抵抗がなければ、だが。
中華PCにすれば、予算は1/3にまで縮む事を確認している。

完全に私的な語りであるが、デスクトップPC(今回はミニPC)を導入する。

前回のPCは一体型である。不満点はほぼなかった。
唯一、自習室・ネットカフェに持ち込めない点を除いては。
今回もその問題点はあるが、今の私には三代目タブレット(という名のUMPC)がある。
また、実は前のPCにおいてメモリの増設に失敗してディスプレイが壊れ、
やむなく外部ディスプレイを使用している。まぁ自己責任だが、
しかしHDMI分配器の導入によりレトロフリークと共用できるようになり、
これが生活にフィットした。この構成を今回も踏襲する。

入れる

画面通りにすればいけると思う。つまづいたら、まぁ頑張って。

なおFedoraは43にするにあたって/bootを2GB確保すべきとの情報を得たので、
現在は今後のためにも執筆時現在では必ず手動でパーティションを設定する必要がある。
休止状態も使いたいので、スワップもメモリの倍を手動で確保。
# 休止状態はあんまり良くないらしい。でも佐賀市は雨害もあり雷でたびたび停電するのよ。

もちろん普段は自動パーティション設定で事足りるはず。だが、事前検討はすべき。

あ、あとユーザーアカウントに管理者権限を付与の下りはちゃんとチェック入れとくこと。
sudo dnfが打てなくなるよ。

とにかく最初に

入れ終わったらおもむろにコンソールを立ち上げ、
LANG=C xdg-user-dirs-update --force

と打ち込む。
これでホームディレクトリにおけるデフォルト日本語が英語になる。
但し元々の日本語ディレクトリは残るんで、これは面倒ではあるが処分する。

何でこんな事をすると、コンソール画面でのストレス緩和が目的。
いちいち日本語入力に切り替える訳にはいかんのだ。超めんどくさいんで。

再起動すると、元に戻しますか的なダイアログが出るので、無視して設定を維持すること。

なにはともあれ

sudo rm /etc/yum.repos.d/google-chrome.repo


日本語入力

入ってたらやる必要はないが、
sudo dnf install mozc ibus-mozc

インストールが終わったらOSの再起動が必要なようす。

再起動が終わり、自動でibusが開始されていない場合は、
設定>システム設定>自動開始させるアプリ
プラスのアイコンで追加し、
コマンドに「ibus-daemon」と打ち込み、登録。名前等は任意で。
あとはibus-setupを叩く等して設定する。

fcitx5はなんか失敗したので引き下がる。

ATOK Passportとはここでお別れ。
申し訳ないぐらいにすんなり解約できたんですが。JustSystemさんは偉い。

日本語各種フォントのインストール

su
cp (入れたいフォント) /usr/share/fonts/
# /usr/share/fonts/ の下にディレクトリ作ってもok
fc-cache /usr/share/fonts/

例えばWindowsからの移行にあたって、
前々からBIZ UDフォントを愛用している人は忘れずに拾ってくる事。
ただしUDデジタル教科書体は入手できんようす。

Wine

なんと標準リポジトリにある。
sudo dnf install wine

策は他にもあるが、豆腐を解消するためには以下のコマンドを叩く。
winetricks cjkfonts

また、さっき入れたフォントをWine側でも認識する場合は$HOME/.wine/drive_c/windows/Fonts/の直下に、
さっきのディレクトリへのシンボリックリンクを貼れば良い。
ln -s /usr/share/fonts/ usrsharefonts
# 名前は任意で良い

しかし実機導入段階ではこの操作をしなくても認識していた。 不思議だがWineの本気を見た。

ちなみにRocky LinuxでWineを使いたいのならば、
なんとFlathubにあるんで、それを利用すれば良い。いい時代になった。

なおこの場合はwinetricks cjkfontsをコマンドで叩く代わりに、
該当ページの説明の下にWinetricksの起動の仕方も書いてるのでそれを叩き、
画面遷移して「Install a font」を探し、「cjkfonts」で豆腐を解消する。

また、いつもだと$HOME/.wine/に各種ディレクトリが入るが、Flathub経由だと
$HOME/.var/app/org.winehq.Wine/data/wine
となる。
あと、こっちの場合のwindows/Fonts/ディレクトリにリンクを置いても無効。
Windowsよろしくいちいちcpしなければいけない。

外部ストレージの認識は本番ぶっつけ。

プロファイルの移行

これらは、自分がどういうレベルまで移行できればいいか、
妥協ラインを検討しながら移行の青写真を作る事。仮想での検証は必須。
例えば、Vivaldiならメニュー(Vivaldi Button)からHelpのAboutと辿ると
プロファイルの場所が分かる。
これをWindowsとLinux双方で実行し、
移行元と移行先としてどっかにメモってそれを実行すれば良い。

プロファイルのディレクトリは一度起動してすぐに終わらせると自動で生成される。
指差し確認が簡潔になるため、利用しない手はない。

Vivaldi

例えばVivaldiだと
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Vivaldi\User Data

$HOME/.config/vivaldi
に移す。但し、残念ながらログインセッションは移せないようだ。

テーマもごっそり持って行けるのはすごい。

Otter Browser

他にも例えばOtter Browserだと
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Otter\otter

$HOME/.config/otter
に移す。

実はFedora用パッケージが標準リポジトリにある事を知らずにビルドしようとしたのは内緒。
ってかなんであるんだよ。すげぇよFedora。神だろ。実はこれがディストリ選びの決定打だった。

でも、Otterは未だに文字コードが手動変更できるすごいブラウザなのよ?

Thunderbird

C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Thunderbird

$HOME/.thunderbird
に移す。私事ではあるが、ここで一点つまづきがあったので記しておく。

どうもディレクトリが階層化されていたらだめらしい。
profiles.iniがあると思うが、 そこで中身を正しく指定してあげないといけない。

とりあえずインストール後に起動して 自動生成されたprofiles.iniだけは移行せず残しておき、
移行後profiles.iniを開いて
Path=(移行後のプロファイルパス)

と編集すればよいだろう。

カードワース

なんかWineで動くんだが。PyもNextも。音鳴るし。非Wineチャレンジは後日でいいか。

ちなみに失敗談を一つ。
私はストレージ容量の確保とPy・Nextの共用も兼ねてcabでシナリオ保存していたが、
書庫内ファイルの文字コードに起因する問題があるらしく、
Nextでは開けるがPyでは開かない。これは困ったので、解凍するしかない。

VMware(Windows 11)

どうも仮想の中で実行するとダメらしく、これは本番ぶっつけだった。

Broadcom政権の中ものすごくユーザから文句があがっている
実行ファイルのダウンロードに無事成功したら、
sudo dnf install kernel-devel
chmod +x VMware-Workstation-Full-25H2-24995812.x86_64.bundle
sudo ./VMware-Workstation-Full-25H2-24995812.x86_64.bundle

ところが現在(VMware Workstation Player 25H2)、
BIOSの設定でSecure Bootを切らないと vmmonが起動せず、仮想マシンが立ち上がらない。
やっぱ仮想環境は他のにしたほうがいいかも知らんですね。

とまぁアレではあるが、Windows 11をこれで導入。
既知の問題として、同インストール時にネットワークの接続が失敗するとある。
isoファイルをダウンロードする手筈であれば問題ないと思っていたが、
インストールの段階でWHEA unconnect error 0x124が発生した。2回も。
まさかと思い、手順通りにNATをブリッジ接続に変更したら通った。

せっかくメモリ多く与えた(16GB)のに、カクカクである。
実機で16GBならばキビキビ動作するのになぁ。

流石に今回はローカルアカウントは使用しない。 OneDriveった方が都合がいいから。
多分今後はローカルアカウントを作成する機会はないだろう。

休止状態

Cinnamon標準の設定に電源管理というのがあるが、
ここの「電源ボタンが押されたとき」にて「ハイバネート」を選ぶ事ができる。
すると、通常のシャットダウンのボタンからでもハイバネートが生えてくる。

流石にバッドノウハウだと思う(いつまで適用できるか不明)けど、
これならシステムファイルをいじる必要はない。

検証時は何もせずに勝手に出たので、ちょっと躓いた。

まだ解決できてないこと

音楽再生環境に苦戦中。
Wineでドライブレターが変更できない・なんか今回foobar2000が起動できない問題があり、
プレイリストをRhythmboxに移行しなければいけないが、
m3uが文字化けしていて簡単に移行はできない。
肝心のRhythmboxは動作が重く、ちょっと色々試す必要がありそう。

こればかりは前のPCを取り出して再バックアップからやり直した方が早い。

今年はLinuxデスクトップ元年なのか

Linuxデスクトップに手を出すのはやめたほうがいいです。
WindowsもMacもなんだかんだで困った時は誰かが助けてくれます。
Linuxは自由です。ところが、ガイドがない。
あ、玄人に対するガイドはあるって言っていいでしょう。素人に対するガイドがないんだ。
自由には責任が伴う。つまり、ぶっ壊したら自分の性です。
他人の性でぶっ壊れ(変なソフトウェアを入れた等)ても自分で何とかしなければいけません。
という訳で、あなたが一般人であるならば、Linuxに手を出してはなりません。

但しあなたが逸般人で、Linux未体験ならば、一度だけでもLinuxにチャレンジするべきですよ。
あと新品パソコンはブッ壊すためにあると思っているあなたも、是非チャレンジを。

まず上でも述べたとおり、仮想環境で検討を十分に行うべきです。 
 
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